陸軍墓地・海軍墓地・護国神社
忠霊塔・忠魂碑参拝
名 称 比治山陸軍墓地
場 所
34.38208, 132.47302(座標) グーグルマップ
比治山陸軍墓地は戦後この地へ改葬。

比治山陸軍墓地は大阪の真田山陸軍墓地に次ぐ古さと規模を誇り、4500基もの墓石が建っていた。

戦後、比治山にABCC(原爆傷害調査委員会・現在の放射線影響研究所)を建てる為、米国により墓石や遺骨が掘り返され、それを谷間に捨てられ、比治山陸軍墓地は消滅した。

ドイツ人やフランス人の墓もあるが、それらは米軍が掘り返すことはせずそのまま残した。これは白人による有色人種差別の現状を物語っている。

米国人により破壊された比治山陸軍墓地であるが、岩田日出子さんという女性が陸軍墓地復興の為に立ち上がり、立石吾一さん・村田安弘さんと共に、谷間に捨てられていた墓石や遺骨を拾い上げ、それを洗浄し今の形に並べ直された。現在3,533基の墓石が並べられているが、1000基ほどが所在不明のまま。

比治山の谷間に米国人の手によって捨てられた遺骨は、拾い上げられるその時を待っているのでしょうね。

平成25年6月21日参拝。
リンク

 比治山陸軍墓地由来
 比治山陸軍墓地誌
 比治山陸軍墓地略誌